30代から考えるお金と住宅の学校|Houstory

ファイナンシャルプランナーで一級建築士であるお金と住宅の専門家が、30代に向けてお金や住宅に関する専門用語やノウハウ、お役立ち情報をお知らせするブログです。

フリーランスが住宅ローンを借りる方法

ファイナンシャルプランナーで一級建築士の私は、フリーランスの方から住宅購入を相談されることがあります。いかに住宅ローンを借りるかが、常に出る話題です。

この記事では、フリーランスが住宅ローンを借りる方法を紹介します。

※ここで言う「フリーランス」とは、会社や団体に所属せずに仕事をする人を示しています。フリーランスは、開業届を税務署に提出している個人事業主に含まれます。

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確定申告をしているフリーランスは住宅ローンを借りられる

以前に専門性の高い仕事をされていて、高額な収入を得ているフリーランスの方から、住宅購入について相談を受けたことがあります。

その方は今まで賃貸住宅に長く住まわれていたとのこと。その理由をお聞きすると「フリーランスなので住宅ローンを借りられないと思っていたため」ということでした。

この方は個人事業主として仕事をしており、確定申告も3年以上済んでいたので、それらを元に金融機関に住宅ローンの相談をしました。

その結果、借入額はこちらの希望通りにはなりませんでしたが、無事に住宅ローンを組めることが分かりました。

フリーランスが住宅ローンを借りる条件とは

フリーランスが住宅ローンを借りるための条件は、各金融機関によって異なりますが、大きなポイントとしては以下があります。

①安定した収入がある(売上ではなく所得、確定申告3年分など)

②クレジットカードや携帯電話の分割支払いなどで延滞がないか

③その他の借入がないか

その他にもチェックしている項目はあるでしょうが、いわゆる金融機関から見て返済能力があるか(社会的信用があるか)が大切なポイントになっていると思います。

パートナーと収入合算をして住宅ローンを借りる

もしフリーランスの方にパートナー(配偶者)がいらっしゃれば、パートナーと収入を合算して住宅ローンを申請する方法もあります(収入合算)。

パートナーが会社員の場合は、パートナーを主債務者として住宅ローンを借り、フリーランスご自身を連帯債務者として年収を加えて、住宅ローンの借入額を増やすことが出来ます。

この方法ならば、ご自身単独で借りる以上に、金融機関から見て貸しやすい状況となります。

パートナーとご自身で住宅ローンをいくつの割合で借りるか決めることになりますが、割合分だけそれぞれが住宅ローン控除を受けることも可能になります。

ただ収入合算をする場合にも、フリーランスご自身も金融機関からチェックされますので、上記に挙げたポイントが大切です。

フリーランスも住宅ローンを使って家を建てよう

住宅ローンを貸し出す金融機関から見た時に、サラリーマンに比べてフリーランスが厳しく見られるのは事実です。

いくら高収入のフリーランスでも、来年も同じだけ収入があるかは、サラリーマンに比べると確実性が少ないためです。

しかし金融機関が安心できる材料を用意することで、フリーランスが住宅ローンを借りることは可能です。

そういった条件を1つずつクリアーして、住宅ローンを使った家づくりにぜひ挑戦して下さい。

 

長沼アーキテクツでは、フリーランスの資金計画をサポートしています。ぜひご相談ください。

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